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UK外資投資銀行から外資中央銀行 (Global Fund)のMD、FMとして 出向して日々国を跨いで出張を繰り返しながら 働くアラフォー親父の日々考える事
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友人からの電話で目が覚める。
おなじ金融業界で働く前の会社の同僚で、
今は別の銀行でアナリストをしていて、
FRBと今後の円安が起こす動向と対策についての
Reportを直ぐ読んで意見してほしいとのことだった。

大体の読みはあっているが、
他のアナリストが出したReportと変わらないし、
今教えている学生達の論文の方が面白い。

彼には日本で世話になったから、
手直しして1時間後に送ると言ってMobileを置き、
Displayに向かい新たにkeyboardをタイプする。
こんなことは日常茶飯事。
ゴーストライターみたいな感じもするが、
そのままリリースするわけではないから、
別に良い。

近頃、嵌っているIndonesia産のCacaoを使った
ホットチョコを作って飲みながら、
彼に電話をしながら、
打ち直し送ったReportの切り口と私見を話した。

日本の経済は浮き足立っていたけれど、
どのようにこの急速な冷え込みに対応するんだろう?
そんな風に窓の外を見ながら考えてしまった。

人も同じで良い事が続いたり、
景気が良くなると足元が疎かになる。
私もそんな時はある。

ただ、未来ある子供たちには
負の遺産を引き継がないで欲しいものだ。
そういつも思う。

HARUHA
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CologneのClientのM&Aもひと段落。
KKRの元Bossと飯を食いながら再会を祝す。
うちのBossとも面識があるので和やかに
時間が流れ、ハグをして空港で、
NYに来たら連絡をくれ、飯を食おうと別れた。

Bossは機内で私に未練はないのかと聞かれる。
戻るつもりは無い。
Fundの働き方とInvestment bankの働き方は異なるし、
あなたには良くしてもらってるし、

転々とするのはこの業界の常だけど、
良い条件でも、Brusselsの先輩の紹介とはいえ、
病後の不安定な状態で雇ってくれた恩義もあるし、
部下達や教えている学生達、
Partner達やClientの方達やその家族の方達との
気持ちの通った交流が見ず知らずの国にきて
生きていく上でも、心の支えになっているから、
戻るつもりは無いと返した。

Bossは”御恩と奉公か?”お前らしい?”と言って
笑いながら、”今後生きる上で色々あるだろうが、
条件や所待遇に関しても遠慮するな!
お前は家族同然なんだから”と口にした。

ほんとうに気持ちが籠っているのが、
眉や頬の筋肉や唇の動き、目の動き、
手の組み方でわかる。

20年~30年単位で具体的に
私の人生を考えてくれている。
ありがたいことだ。

そんな出会いは人生にとってあまりないだろう。
だから、私は頑張れるんだ。

明日一日は定期検査で入院する。

週末からSpainの友人家族がくるから
色々なところに案内しないとだよ。
結構、注文が多いんだよな。
でも、喜ぶ顔が見たいし、まっ、良いか。
HARUHA

気仙沼の漁師で水産加工場を経営する
爺ちゃんの古希の祝いに
電報と好きな獺祭とSalonとBourbonを送ったら、
爺ちゃんがOfficeに電話をお礼の電話を掛けてきた。

秋刀魚と牡蠣やホタテを毎年、私の本家や分家、
ケアハウスに送ってくれてて、
Norwayの水産会社に知り合いの養畜や水産加工の
技術を学んだ漁師を快く派遣してくれている爺ちゃんだ。

Scotlandの件で心配してくれたのと、
お祝いの酒の詰め合わせのお礼がてら掛けたと言う。
爺ちゃんらしい。

ScotlandのClientの方達も色々独立の件で
水面下で色々な相談を受けているが、
どちらにせよ、大切なお客様には違いないし、
友人だという立場も変わらないから、
情勢は見守るけれど、
爺ちゃんは成るようにしかならないよということ。
 
NovemberにUKに来るときに、
懇意にしているスコッチの蒸留場を
案内する約束をして受話器を置いた。

震災以前から爺ちゃんとは面識がある。
震災で亡くなった院時代の友人の爺ちゃんだからだ。

俺が銀行を経てFundから疲れてしまって、
農家になった時も、
”お前は生き急いでいるし、人の為に考えすぎる”
”もっと自分の為に生きろ、農家をするのは良い期会だ”
と背中を押してくれた人でもあり、
金融業界に戻り、Norwayや海外の水産業とのJV事業の
話を持ちかけた時、快く協力してくれた熱い人だ。

色々な思いや助けを借りて今の私がいる。
だから、頑張れるんだ。
それは国を問わず頼ってくれる人たち、
期待して応援してくれるひとたち。
人と人の繋がりと温かさが力をくれる。
 
だから、外で闘えている。

想いに応え、期待に沿うよう、
気負わず、自然体で結果を出すだけ。
それが私の仕事であり、ライフワークだから。

 
HARUHA

Gymに朝通い、いつものDelicatessenで
sandwichを作ってもらい、
そのままOfficeに自転車で行く。

帰りはまちまちで、Clientとの会食やPartner達と飯の時は
車を回してもらい、それ以外は雨の日以外は自転車。
近頃、秘書のJも自転車に影響されたのか乗るようになった。

カスタマイズしていくと、安いハーレーが一台
買えるくらいになる。
まぁ、わたしのはそれほど凝っていないし、こだわっていない。
左足に負担が掛からないように少し細工して貰っているくらい。

Jは私の住んでいる家の近くに引っ越してきたせいか、
近頃一緒に帰ることが多い。
一応女性だから家に送り届け、それから帰る。
夜遅い時は、先に車で帰らせるようにしている。

Bossからの命令で、
食生活や日々の睡眠時間のタイムテーブルまで
近頃は管理されていて、好きな物が食べられないけど、
徹夜をしてまで趣味や仕事をしなくなった。

部下達も帰りにくいだろうしね。
きちんと切り上げる時は、すっと帰るようになった。
M&A時ののDue diligenceや急ぎの案件、
たまに他の部署のPartnerに頼まれてDealを指揮する時は
部下達も何日も缶詰になるから、私も帰れなくなる。

息抜きも気持ちの切り替えも大切。

講義の日は大学に仕事の合間に行かなきゃならないし、
学生達のReportに目を通したり、採点したり、
Mailや電話や直接質問に答えたりするから、
その勉強もしないといけないしね。

秘書のJは今までの秘書とは違い
間違った点や改善点は次回から修正してくるから良いし、
ほんとうに助かっている。
たまにしか褒めないんだけどね。

褒めると舞い上がってミスをするからさ。
それが奴の悪いところだから、
まぁ、ひとによって褒める、叱るの度合いを変えている。
 
そんなはさて置き、
OnとOffや気持ちの切り替えは難しいよね。

FaceBookも要らないフォローを削ったら身軽に。

Mailも会社関係、大学関係、友人、家族関係、
知り合い、その他のフォルダにソートして、
大切な人達、優先順にフラグを立てて管理しているけど、
それもかなり整理したら、
以前より処理して返信するのが楽になった。

Mobileの番号もかなり削った。

煩わしいことや人との関わりを削っているんだけど、
これって大切なことだと思う。

ほんとうに必要なものを冷静に見極めれるし、
身軽になった分、時間も空くし、
不用意な気遣いや悪い気に悩まされる事も無い。

自分の身の回りから始めてみたら良いかもしれません。
時間が無いんじゃなくて無駄が多いから、
作れないんじゃないかなって思うんだ。
  
HARUHA
 
IPは日本の一定の地域や他国に切り替える
設定にしています。
海外での守秘義務が多い仕事柄している配慮と、
警察と弁護士の友人からの進言で以前からしています。
海外に居ても切り替えたり、日本の固定IPアドレスを使えたり
出来るって便利だよね。

人は見かけで判断するし、
足元や手元、身につけているもので入るし、
食事の仕方や何気な仕草や話し方、
顔の表情や書く文章で、 その人の今置かれている状況や
性格、 育った家庭環境がわかる。

そして、常に興味の対象や嗜好は変わりつづけるもので、
他人の事にそんなに興味は無いものだ。
 
不細工より綺麗なひと、格好良い人がいいし、
精神的にも肉体的にも安定して健全な人の方が良い。
普通の人ならそうだろう。
 
昨日、Brusselsの先輩友人夫婦に女性を紹介された。

彼女はStanfordのMBAを修了して
今はUS外資メーカーに勤めててLondonの支店勤務。
育った家の環境や学んだlevelや働いている環境を
理解しているので、話していて楽だった。
 
今の職場でのBOSSや部下達も経歴や経験が
似通っているし、 価値観や色んなベースや
許容範囲も重なっているから
Communicationも取り易いからね。
 
普通、自分の周りに似通った経歴の
人が居ないと、すぐ否定から入られるし、
理解できないものだ。
日本に居たころは理解されなくて結構否定されたしね。 

飛び級で卒業することや成果報酬を貰う事、
Hedge-fundやPrivate Equity Fundでの働き方、
急な昇進や実力があればきちんと認められるし、
特殊な技能や職種経験や資格を持ち合わせていれば、
ブランクなんて少しあっても関係ないこと、
首を切られるのも早いし、業界に戻らないことを
理由に多額のOptionを貰ったり、意に反すれば、
違約金を支払ったりすることなんて普通だからさ。

その為 、実力があれば時間を短縮できるからか、
年齢則と経歴の時系列がちぐはぐになることもあるし、
名前を社内では伏せて働くことなんて
日常茶飯事にあるしね。
 
だから正確に日本で経歴を言うことは無い。
説明するのも、理解してもらうのも
面倒くさいし、煩わしいからだ。
 
それに家柄とか家風とかキャリアとか
お金のあるなしとか、関係ないところで、
人として接したいし、評価されたいし、
そんなもの全部外れたらただの一個人だしね。
 
今回紹介してくれた女性は綺麗で色白で背が高くて、
人間的な賢さや学びや品の良さを兼ね備えたひとで、
家の格もおなじくらいの彼女を私のことを知っている
うえで先輩は選んだんだろう。

私が悪性の脳腫瘍の術後経過をみている
癌キャリアだということも、
子種が無い事も家の事も
震災絡みのことも、何故UKにきたかという事も
先輩が全て話していたいみたいだ。
結構話もはずんだというか、
彼女が話しっぱなしで、わたしが聞き役。
かつ、わたしの事を質問しっぱなしだった。
 
こういったお節介をBOSS夫婦やClientの方達も
近頃結構焼いてくれる。

仕事の合間に色々なひとからMailが入ったり、
電話や食事の誘いが入るのはちょっと考え物だけど、
調整してCommunicationしないと
相手の事がわからないからね。
  
有難いことだと思う。
良い意味で心配してくれてる人たちがいるからさ。

ここ数年で考えかたが変わった。
人間的な賢さと謙虚さと素養と教養と
心根が清らかで、尊敬できるところと
+αで綺麗であればなおさら良いと
以前は思っていたけれど、

それに++αで同じ教育レベルや
経験を積んでいて、相手の立場が理解でき、
家の格や育ってきた環境も同じな方が楽だなって。
  
ストレスフルにならなくていいしね。

合うもの合わないモノがひとによって異なるし、
無理に合わせようとする必要性もないし、
嫌いなものを無理に好きになる必要性も無いから、
擦り合わせの作業が少なくていい。
  
人って勝手な生き物でね、

流行色や例えば眉毛やまつ毛やnailと同じで、
はやりすたれや、時代が回ってまた復活するように、
それほど興味が永続しない一過性の事が多いけれど、
その多大勢や主流派は安心感や連帯感を生む。

その反面、個性や自己主張したい。
それが人間の常。
認められないと凹むし、不安になる。
自分と異なると自己防衛の為に排除する。
免疫の防御システムとなんらかわりはない。

だから、人は見た目で判断するし、
お金も教育レベルも人間的賢さや素養を持ち合わせて、
自分と似通った環境の人に落ち着くんだ。
それが、ふつうだろう。
 
時折、見た目で判断すると発言すると
目の敵にする人達はいるけれど、
ほって置けば良い。

反論する癖に、自己論や自分の物差しを
きちんと持っていて判断し取捨選択してるんだけど、
自己擁護の為に相手の立場は無視するし、
批判ばかりで責任を転嫁して建設的でない。

それに容姿やCoordinateを含め
美的感覚や感性が何処かずれていて、
自分という個性を生かし切れていないことが 多く、
性格も曲がっていることが多いからだ。

小汚いより、綺麗な方が良いし、
捻くれているより、大らかで器量よしが良いし、
ひとに細かい気遣いや気配りが自然に出来たり
心から対応する人は見ていても格好いいからね。
   
嫌いなものや受け付けない人間関係は
Privateまではいらない。
(勉強や食べ物の偏食とは違う)
組織においても実社会においても、
生理的に受け付けない人でも合わせなければ
いけないことも多々あるのも事実。

でも、それを自分のPrivateの空間や時間に
持ち込む必要もない。
心地いい環境づくりも人間関係の構築も
自分の為に必要なことだと思う。

そこで忘れてはいけないのが、
キチンとした自分の判断基準が、
世界標準とまではいかなくていいけれど、
世間一般の標準や周りの評価とずれていないか
修正し続ける努力をすることだと
わたしは考えている。

自分の判断基準を磨くことは
自分の個性や未来をよりいいものにする
近道だしね。  
HARUHA
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プロフィール
HN:
HARUHA
性別:
男性
職業:
外資投資銀行 MD   外資政府中央銀行系Fund MD
趣味:
自転車 料理
自己紹介:
外資投資銀行から
外資中央銀行FM MDとして出向。
EU、US圏で活動中。

外資投資銀行、
政府系FUNDの寄付講座で、
院の学生を教えながら、
国を跨いでの出張と
仕事の毎日です。

守秘義務が多い職務上
Facebook、Instagramは公開しません。
予めご了承ください。
文章の引用、批評論評等
一切お断りします。

専門はM&A全般
Due diligence
企業の建て直し、解体。
人的資源の効率化。
知的財産(特許全般)の
債権化とライセンス契約
および特許訴訟全般。
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