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UK外資投資銀行から外資中央銀行 (Global Fund)のMD、FMとして 出向して日々国を跨いで出張を繰り返しながら 働くアラフォー親父の日々考える事
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どこの国に行っても夕暮れになると感慨にふけることがある。
それが移動中の車窓か空の下かは別として。
 
守秘義務や匿名性が高い仕事が多い中、
ほっとする時間、部下達が話をしていても
きちんと聴いて把握してはいるが、
ボーっとしていることが多い。

それは日本に居たころから変わらない。
良く本家の奥社で月を眺めていた頃もそうだった。
静けさに風や草、花の香りに季節を重ねて
ぼーっとしてたものだ。

沖縄の読谷村の工房の窯の作品に惹かれてから
交流を持たせてもらい出資しているんだけれど、
窯に作品を見に来てくださいとMailを頂いている。

沖縄は因縁というか、
前世の記憶の奥底に嫌な思いがあるからか、
踏み入れたのは一度だけ。
(前世の記憶や生まれてきた時の記憶がある。)
懇意にしていたユタの女性が自殺した時、
はじめて沖縄入りし、葬儀にお伺いした。
それが震災2週間前。
 
月桃の花から抽出したOilや化粧品を
作り販売している女性に惹かれて
結婚を約束して毎日電話やMailの遣り取りしたのも3年半前。

月と肌のターンオーバーのサイクルや
新しい商品の企画の話や会社をどういう方向性に持っていくか
話をきいたり、家族の話や子供が出来たらとか、
彼女の実家で飼っている犬の事とか、一緒に住む話とか、
治験の会社を傘下に持っていたから施設を貸そうかとか、
仕事での立場が急速に変化する中、
日頃のくだらない話や真剣に将来の話をしたものだ。
仕事は忙しかったし、派閥争いや病気が進行した頃だったから
私にとって彼女との毎日の遣り取りが力になっていた。
病床で看護師さんに隠れて電話をしたこともある。
 
月は私の花押に含まれているし、
本家の神社が太陽で奥社(神社と寺)は月のいわれを持ち、
本来ならば奥社を継ぐ予定だった身だからね。
月桃に関わる彼女と出会ったのは縁を感じた。

正直沖縄に関わりのある人だったので少し抵抗があったし、
経営者としても女性としても危なっかしくて
見てられない処もあったけれど、
そんなことは関係なく
真っ直ぐで綺麗で心根の優しいひとだった。
ほんとうに心から彼女の事が好きだったし、
守りたいとおもっていた。

すれ違いというか、
私が悪くてその恋愛も終わったんだけどね。
 
違約金を13億弱支払って何も(債券や貯蓄)なかったし、
派閥争いで会社を追われ、会社を取り戻すために
関西で治療を続けながらスポンサー周りをする中で、
顔や体は抗がん剤でむくみにむくみ
見る影も無くてね。
 

会いたくても会えなかったしね。
余命があり、違約金を取られ、
信頼していた昔の部下達に裏切られ、
誰も信用できない私は本家も親族にも頼れなかったし、
銀行から彼女の会社に圧力でも掛かったら、
すぐ倒産してしまうだろうからね。

彼女の夢を潰すわけにはいかなかったし、
その状態で当時彼女を迎えにも会う事も出来なかったからな。
髪の毛も抜けて始めてたし。

彼女を傷つけたことは確かな事だけど、
気持ちは心の底からいとおしく思っていた。
誰よりも大切なひとだった。

そんな話はさて置き、
読谷村にお伺いする段取りをしないと。
UKやFRDの雑貨屋に器を置いてもらう段取りもついたから、
Londonに来てもらう前に、わたしも一度くらいは現場を
見て肌で感じないと、失礼だからさ。
 
色々な日本の工芸作家さんに販売ルートや
将来の展開の道筋をつけるのも私の仕事だと思っている。
会津や鯖江や新潟の燕三条、そして今回読谷村の作家さん。

私の趣味からきているものが多いけれど、
未来を繋げること、安定した販路と売り上げを作ることで
伝統や新しい息吹が繋がれば良いと思っているから、
Marginや担保は頂いてない。

皆びっくりされて、最初は敬遠されるんだけどね。

3年前繋いだ命で、日本に限らず何が自分に出来るかを
考えた時、私に出来ることは今までの人脈を使い
それを未来ある人達に繋ぐこと、
スキルや直感や心から溢れる気持ちや
情熱に素直であること、
周りに感謝出来て気持ちの遣り取りができるかを
実践している。

Commerce without Morality道徳無き商業や
Worship without Sacrifice献身無き遣り取りに
心は通わないからね。
 
だから、今を生きていける。

夕暮れから夜になる頃がすきだけれど、
北極圏が近くなると明るい時期もかなり長い。
その短い時間を楽しむんだ。
(近頃は雪がちらつくことも、積もる季節になったけど。)
 
良くこの時間になると、
部下達にまたBossが話を聴いてないって
たまに怒られるんだけどね。

そうやって気持ちを優しくするんだ。
 
秘書のJに沖縄の作家さんの話をしたら、
Bossにもう話が筒抜けで、
読谷まで付いて行くように
言われて沖縄について調べまくっている。

検査結果も良好だけれど、少し過労が続くと、
体調が優れなくなるからね。
お目付け役と監視役がいることはありがたいことだ。

独りでいるとかなり無茶をするからね。

沖縄には少し抵抗はあるが、楽しみだ。
亡きユタの友人の墓参りにもいかないと。
人生で2回目の沖縄だよ。
HARUHA
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プロフィール
HN:
HARUHA
性別:
男性
職業:
外資投資銀行 MD   外資政府中央銀行系Fund MD
趣味:
自転車 料理
自己紹介:
外資投資銀行から
外資中央銀行FM MDとして出向。
EU、US圏で活動中。

外資投資銀行、
政府系FUNDの寄付講座で、
院の学生を教えながら、
国を跨いでの出張と
仕事の毎日です。

守秘義務が多い職務上
Facebook、Instagramは公開しません。
予めご了承ください。
文章の引用、批評論評等
一切お断りします。

専門はM&A全般
Due diligence
企業の建て直し、解体。
人的資源の効率化。
知的財産(特許全般)の
債権化とライセンス契約
および特許訴訟全般。
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