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UK外資投資銀行から外資中央銀行 (Global Fund)のMD、FMとして 出向して日々国を跨いで出張を繰り返しながら 働くアラフォー親父の日々考える事
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”人はその人の持っている背景、立場、環境を含めて
その人を好きになるし、
その一点でも条件が欠ければ去っていくもの”

教えている学生の1人が真夜中のMobile越しに
泣きながら、そう呟いた。
NYに置いて来た彼女に振られたとのこと。

人は容姿、性格や話さなくても醸し出す雰囲気、
そしてにじみ出てくる教養や人間性やセンスに惹かれる。

ただ、結婚や将来を見据えたり、
そうでなくてもStatusという地位や身分や状況、情勢で
人を見定めるし判断するもの。

Statusというパラメータは年齢やその人の経験
刻々と変わるその人を取り巻く状況や
情勢によって変化するものであるともいえる。

彼は軍役を経て落ち着いたので学びなおし
BCGに入ることに決まって彼女と席を入れるつもり
だったらしい。

生徒だから贔屓目に見ているわけではないが、
彼ほど良い男は居ない。
軍役を終えてからIvyを卒業し、
専門性を極め学び、MBAを取得するために
Londonまで来た。

他の留学生達の面倒見もいいし、
学ぶ姿勢に関しても貪欲で、
何せ驕りもなく素直さも忘れない。
今時には珍しい青年だ。

彼女は、Bank of Americaに勤め、
異動で今のBossとCharlotteの本社にいくので、
別れたいとことらしい。

彼にはこういっておいた。
”ひとの気持ちは移ろいやすいもの。”

”別に今彼女が求めているStatusが無くても
きみの人間的な魅力が欠けているなんて思わない。”

”不確定なもので良い時も悪いときもある。
そんなことで一喜一憂したり、人を判断したり、
自分の器や力を決め付けるのは馬鹿がやること。”

”彼女を見返すとか、上を目指すとかでなくて、
自分の生き方に真摯であればそこに必要なものは
すべて後から付いてくるものだから、
悲観しなくていい今日がStartだと思えばいい。”

彼が来週Prisに友人達と遊びに来るらしいから、
飯を食いながら話を聴く時間をつくろう。
いつもPerrierばかりで、あまりお酒は付き合えないけど、
たまには1、2杯付き合うかな。

失恋すると相手を責めてしまう。
自分を責めすぎてもダメだけど、
相手は何かを教えてくれるし、
楽しかったことは記憶に残るもの。

責めそうになったら楽しかった時間を思い出すこと。
何がいけなかったか反芻し、反省すること。
次出会う人には同じ過ちを繰り返さないようにすることが
大事だと思う。

良く似通った人を好きになったり、
前の相手のトラウマを今の相手にかぶせたり、
失恋を次の恋愛で昇華する人たちがいるけど、
やめたほうが良い。
絶対幸せにはなれないから。

気持ちをRe-setしないとStratには立てないし、
仕事でも同じように失敗がすぐに頭を過ぎるもので
それが成功への足かせになるもの。

それに、人を羨んでも恨んだりしても生産性はないしね。
相手の幸せを願ったほうが気持ちも楽だし、
すがすがしい。(すぐにはなれなくてもいいけど。)
だって自分だって幸せになる権利はあるんだもん。
それくらいの心の余裕がなければ
幸せにはなれないでしょ?

離れていくものは離れていくし、
必要なものは自然と集まってくるものだから。
辛いときも幸せなときも全てわかちあえるような仲間や
パートナーにも出会うべくして出会うだろうから。

HARUHA
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プロフィール
HN:
HARUHA
性別:
男性
職業:
外資投資銀行 MD   外資政府中央銀行系Fund MD
趣味:
自転車 料理
自己紹介:
外資投資銀行から
外資中央銀行FM MDとして出向。
EU、US圏で活動中。

外資投資銀行、
政府系FUNDの寄付講座で、
院の学生を教えながら、
国を跨いでの出張と
仕事の毎日です。

守秘義務が多い職務上
Facebook、Instagramは公開しません。
予めご了承ください。
文章の引用、批評論評等
一切お断りします。

専門はM&A全般
Due diligence
企業の建て直し、解体。
人的資源の効率化。
知的財産(特許全般)の
債権化とライセンス契約
および特許訴訟全般。
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